2016年07月27日

上司をいじめ?

朝のミーティングで今日の手術予定を読み上げると、犬の避妊手術、犬の歯石除去、犬の膀胱結石、猫の下顎骨折、猫の乳腺腫瘍全摘出、と予定がぎっしり。
普段手術は3件位にしておりますが、(長時間に及ぶ手術が予期される場合は2件の事もあります。)
ど~してこんなに手術が詰まっているの〜。院長いじめだ〜。
と私がぼやくと。
でも〜。最後の乳腺腫瘍の手術は院長が自分で入れていますよ。と云うご指摘。
う〜ん。確かに。
休み前に、乳腺の腫瘍を抱えた猫ちゃんに手術を勧めたのは私でした。
日に日に大きくなってしまう腫瘍を前に飼い主さんは高齢の為最低限の手術をご希望されていましたが、既に小さな腫瘍の転移が他の乳腺にも認められたので拡大手術を提案しました。
飼い主さんには愛描の傷を大きくしてしまうのは辛い選択でしたが、取れる腫瘍は全部取ってしまい少しでも予防できる方を選択しました。
私も飼い主さんの決心に何とか少しでも良い結果を残してあげたいという思いを捨て切れず、予定数を超えて手術をする事にしました。
手術をする時は私の場合一番困難な手術を最後に行います。
精神力集中力が最後まで途切れないようにする為です。
低血糖を防ぐため手術と手術の間に昼ご飯をかき込み準備が終わると箸を置いて手術を行います。
手術は全て無事成功しました。
そして私の昼休みはほとんど消えました。
実はこのような事は珍しくありません。
飼い主さんの手術の決断に全力で応えたい。いつもそんな思いがあります。
ウチのスタッフは私のそんな気質を見抜いていて時折無理難題をしかけてくれます。
ど〜してそんなに手術をいれるの?
と私が言うと、院長じゃ何時やるんですか?と返してくる。
私はスケジュール表を見てやはり今日が一番だね。と云う事でおさまります。
でもそんな事ばかりではありません。
夜勤がきつい私を助けてくれるように、自分が仕事を終えて帰る前に来院した患者さんを本当は私が診察する時間なのに診てくれている事がよくあります。有難いです。
posted by 院長 at 00:32| Comment(1) | 日記

2016年07月15日

断脚を回避出来た症例

交通事故は残念ながら未だに動物の死亡原因上位に位置されています。
特に猫の欲求に負けて外に散歩に放してしまう飼い主さんが多くて事故に遇うケースが多いです。
今回、前足に酷い怪我をした猫が来院しました。
傷は肘近くから足先まで、骨が露出し足の三分の一近くの皮膚が失われている印象でした。
既に、傷には泥が入ってしまい血行も悪い状態でした。
こういった時、私達は感染症から来る敗血症を防ぐために足を切り落とす断脚をお勧めします。
しかしながら飼い主さんの意思が固く、断脚はしない事になりました。
命の危険が迫るまでは回復を願って傷の再生を目指します。
レーザーやオゾン治療を続け一月後にはP1000272.JPG
ここまできれいに治りました。もう心配ないでしょう。
治療は細胞を育てると言った方針でおこないます。
posted by 院長 at 02:42| Comment(0) | 日記