2017年01月21日

異物を内視鏡で取りました。

異物を飲み込んでしまった症例はけっこう多くて、毎週何かしらを飲み込んでやって来る動物がたくさんいます。
それほど大きくなければ吐かせて出せるのですが、大きいと難しいです。
内視鏡は胃の中に食べ物が存在していると異物を取るのは厳しいです。
手術は処置後しばらく入院しなくてはいけません。
当院では多少の例外はあるものの吐かせてダメなら内視鏡それでもダメなら手術といった具合で進める事が一般的です。
今回の症例はバーニーズです。
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飼い主さんがこの子のおもちゃが無くなっている事に気が付きました。
麻酔をかけて内視鏡で取ります。
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呑みこんだものが大きくて中々噴門を通過できません。こんな時は噴門が緩むまでゆっくりひっぱります。
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呑みこんだのはネズミのおもちゃでした。

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2017年01月05日

おめでとうございます?

急患でゴム紐を食べてしまった猫が来院しました。
まだそれ程時間が経っていないので飼い主さんと話し合って吐かせる事にします。
吐かせるのには色々な薬剤があるのですが、どれも本来の目的は吐かせるためのものでは無くてその薬の持つ副作用を利用するものです。
その様なものですからそれぞれの薬の吐気け以外の副作用についても説明をしてから処置を行います。
最初の処置で吐かず、次に行った別の処置で吐かせる事が出来ました。
無事吐いた時思わず云ってしまったのが「おめでとうございます。」と云う言葉です。
今回はこれで事なきを得たのですが、素晴らしいと思ったのは飼い主さんの観察力です。
飼い主さんは連れてきた猫がゴム紐を食べていた所を見た訳ではありませんでした。
伺ったところ6匹の猫を飼っているとの事。
その中でゴム紐が無かった事に気が付き。
飼い主さんが他の猫をじゃらして遊んでいた間にゴム紐が無くなる。
以前から誤食をする猫がゴム紐の近くにいた。怪しい。とにらんで該当の猫を連れてこられました。
沢山飼っていてもちゃんと一匹づつ把握されている事。異常にすぐに気が付き来院された事が素晴らしいと思いました。
よく観察されていても気が付かない病気も沢山あります。でも今回のように早く気が付いて上げられたから大事にならずに済む事も中にはありますから観察は大切ですね。
posted by 院長 at 02:07| Comment(0) | 日記

2017年01月04日

楽しい事うれしい事

時々ですけれど、診察以外の事に口を挟んでしまう事がしばしばあります。
あまり良い事ではないのかもしれませんけど。
よく通って下さる方が年末に入籍をすると伺っていた方が今日再び来院されました。
お二人ともとても良い方達なので幸せになって欲しいという感情が抑えきれなくて(笑)
ちょっとしたプレゼントをしてしまいました。

体調を崩しながら後ろ足のマヒが進行しているわんこの為に通院されている女性がいます。
恋人がいると伺っていましたが、今日はお二人で来院されました。
車いすを自作する為です。
治療しながら作り方や材料についても話し合いました。
診察を終えてスタッフによさそうな男性でよかった。と云ったらどんな心境ですか?と突っ込まれました。

ウサギさんはラビットフードを多く与えていると歯の病気になり易くなってしまいます。
そこから骨に感染が進むと非常に治りにくく手術を繰り返したり定期的に切開したりして治療を行うのですが年末、飼い主さんが治療を断念する決心をして当院に訪れました。
私はご家族の様子やウサギさんの為に努力されている事を伺っていたので、悩んだ末に決めた飼い主さんの決意を覆し、これまで行っていない治療方法を提案しました。必ず出来るからもし出来なかったら支える事をお約束していたのですが、なかなか大変ではあるもののこれまでの治療よりも再発がまだしておらずウサギさんも元気。ウサギさんに少ししか拘わらなかったご主人がウサギさんにぞっこんになった事。子供達もウサギさんを大事にしていてウサギを中心に家族の一致が深まっている事を伺いました。
素敵な話を聞けてうれしくなりました。

食欲が落ちてしまった子犬が来院しました。診察やおうちの状況を伺うと先住犬と上手くいかず、ストレスから食欲が無い事が推測されました。ご家庭の様子をうかがいました。どう見ても大変そうでした。ご自身で望んで購入した訳ではなく、プレゼントされてしまった仔犬です。生活に不安を感じておられたのでアドバイスと何かの時には支える事を約束しました。
一日の中で代表的な事だけですが紹介させて頂きました。
獣医師は動物の治療をする中でどのような環境で飼育されているのかをくわしく伺う事がよくあります。
その中でご家族の事を知る機会もたくさんあって、動物達を通してですが、幸せを垣間見たりお役に立てることがあるととてもうれしいものです。
シビアな治療や気の抜けない自分の精神力を消耗するような診療もたくさんありますし、辛い事もありますけれど動物を通して喜びを分かち合える事もよくあってうれしいものです。
皆様にとって良い年になりますように。
夜勤に呼ばれそうなのでこの辺で。
posted by 院長 at 05:01| Comment(3) | 日記

2017年01月02日

1月2日

元旦の夜は夜勤でした。
いつもは11時からなのですが早く切り上げて職場に入りました。
元旦は急患がいつもより多く来院します。
日中交通事故にあってしまった仔猫が来院しました。
状態は非常に悪く膀胱の造影検査で尿がお腹の中に漏れ出ている事が解りました。
この場合は緊急手術が必要になります。
当初、私の出勤に合わせスタッフは2日に手術を入れてくれました。
でも少しでも早く治療をしないとまずいと感じて早く手術をする事にしました。
手術を始めると既に状況は悪く、膀胱は破裂していなかったものの尿道は完全に切れていました。
苦心の末なんとか手術を終えて尿がお腹の中に漏れ出る事は亡くなりましたが、もともとの状態がとても悪かった為その後残念ながら亡くなってしまいました。
手術を終え麻酔が覚めるのを待っている間、その子猫は伝染病の後遺症で目の炎症から片目は完全にふさがり、残る片目も半分程度しか開かない状態だったのですが、今回の手術とは関係が無い物ですがどうにか治してあげたくて、ふさがっていた目の治療もしました。
完全に癒着して閉じてしまった目は開いてみると大量の膿は出たもののまだ何とか失明は取りとめる事が出来る状態でした。
亡くなる前に再び見開けるようになった両目で外の景色を見る事が出来たのかは解りません。
手術をする前にはとても危険性が高い事を伝えたうえで立ち向かった手術でしたが、
飼い主さんに手術後亡くなってしまった事と目を治した事をお伝えしたところとても喜んでいただけました。
飼い主さんは病気で目が見えなくなってしまい不憫に思っていた事、だから出来る限りの事はしてあげたくて手術を依頼した事を教えて頂きました。
目は飼い主さんから頼まれていた事ではなかったです。
獣医師としては依頼されなかった事を勝手に行う事は正しくはない事ではあります。
でもそれよりも動物に寄り添って考えて事なう治療は私はありだと思っています。
もちろんケースバイケースですけど。
これからも信念を持って動物により添った治療を提案して実行していこうと思いました。



posted by 院長 at 23:54| Comment(2) | 日記

新年おめでとうございます。

今年の年末年始は例年どうりバタバタと過ぎていきます。
重症で当院に来ざるおえない状況。
心臓病が悪化して肺水腫に陥ってしまった子がたくさん来ました。
更に尿が出なくなってしまった猫もたくさん。
私は30日夜勤前の休みでしたが、いつもより3時間早く出勤して異物を飲み込んでしまった犬の手術。
既に腹膜炎をおこし状態は厳しかったので翌日まで待ったらまず助からない状況でした。
その晩は夜勤も多くて睡眠時間は1時間。
そのまま大みそかは昼間の外来です。スタッフがインフルエンザで倒れてしまったので通常の土曜日よりは外来は少なかったものの大変でした。
元日はお休みでしたが、これまた緊急の手術で休み返上で手術。そして今夜勤です。
明日は休みの予定でしたが、急きょ出勤にしました。昼間獣医師は私ひとりです。忙しくても手は絶対に抜きたくないので頑張らないと。
今年は近くの動物病院でお正月の三が日休みにせず午前中診察をすると聞いて嬉しくなりました。
患者さん達の事を考えて年末年始も診てくれる病院がもっと増えてくれたらと願っています。
これも動物が住み易い社会の一つだと思います。
posted by 院長 at 00:45| Comment(0) | 日記