2016年09月30日

専門書

今回参加した3日間のフォーラムで良い物を幾つか見付けました。
その一つがこれです。
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発売ほやほやの新刊です。
内容は症状に対する捉え方や考えられる病気、それに対する検査の手順や判定の結果を細かくあげてあります。
当院のスタッフ皆に読んで欲しい一冊です。
もちろん私も。
posted by 院長 at 00:20| Comment(0) | 日記

血液検査機器

血液検査は物言えぬ動物達の健康状態を知る為に欠かせない道具です。
検査器具に頼り過ぎるのは正しい事ではありませんが、病気を見付けるだけではなく、治療に対する反応や裏付けのある治療を行う為には必要不可欠なものです。
時々よその病院で入院していたものの退院した翌日から調子を崩してしまって当院に来られる事がありますが、検査してみると治療していた病気とは別の病気が進行していた。と云う事があります。
もしもきちんと検査をしていればその様な見落としをする事も無かったでしょう。
当院には血液検査を行う為に二つの検査機械があります。
一つは同時に5個の検査をこなす事が出来ます。
もう一台は微量な血液でも検査を可能にしてくれるものです。
更に今回新しいシステムを導入しました。
メーカーの話では県内にまだこのシステムをフルセットで導入している動物病院は無いそうです。
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この機械を導入する事によってこれまで以上に利便性が上がります。
検査センターに血液を送らなければ調べられなかった検査が院内で短時間で出来るようになりました。
手術前に調べる血液の凝固の検査も進歩しました。
これまで人の目で見て判断していた猫の白血病やエイズ、膵炎、犬のフィラリア糸状虫抗原検査もテレビカメラで判断し、より客観性のある検査になります。
気が付かないで見落とされていた病気の発見精度がもっと上がって治療による改善率手術の安全性が高くなる事が期待出来ます。
もちろんどんな機械よりも人があってこそ生かせるものですから、獣医師の研鑽は今以上に必要です。
がんばらねば。
posted by 院長 at 00:08| Comment(2) | 日記

2016年09月25日

小動物臨床フォーラム年次大会

毎年の恒例行事なのですが、3日間朝9時から夜8時までセミナーを受けに行ってきました。衝撃的な発見はありませんでしたが、これから私がもっと勉強すべき分野を見出す事ができたので良かったです。
知識の再確認もできました。整形外科は、その器具がこれまで以上に良くなりましたが、金額も倍以上になるので導入については保留です。器具も大事ですが、同様に手術スキル大事だと考えています。
短い時間ですが同級生とも会えました。全国にいる私の同級生は勉強熱心な人が多くて元気付けられます。
今夜からの夜勤も頑張れそうです。
posted by 院長 at 20:43| Comment(2) | 日記

2016年09月14日

メガネの話

私は眼鏡とは長い付き合いで中学1年生からお世話になっています。
かつては酷い近眼が眼鏡を掛けている理由でありましたが、近年は様相が変わってまいりました。
そうです老眼です。
仕事では視界がぼやけることを受け入れられないので、結果として遠近両用をあつらえたのですがどうも見にくい。それで、私が幼かった頃近くの自転車屋のおじさんが使っていた跳ね上げ式の眼鏡を用意しました。これがすこぶる調子が良く、満足していたのですが、
image.jpeg1年が経ち老眼が進んだため眼鏡を跳ね上げた状態で丁度ピントが合っていたのが、この頃は若干ボヤけて見にくくなってきました。
仕事に差し障るようになっては困るので、新しく遠近ではなく近近両用なるものを作りました。
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30センチと2メートル当たりまでが良く見えます。それよりも離れると以前のメガネよりもボヤけてしまいます。
不便ではありますがこればっかりはしょうがないですね。
posted by 院長 at 00:26| Comment(0) | 日記

開放性骨折

骨折した骨が皮膚を突き破って外に出飛び出してしまった状態を開放性骨折と呼びます。
動物の場合ほとんど飛び出してしまった骨は泥で汚れてしまいます。
そうなると骨が細菌感染により、炎症をおこし命に関わるような状態に陥る場合が多いです。
このような時感染症による敗血症を防ぐ為に多くの獣医さんは脚を切り落とすことを提案されます。
実際、リスクが少なく早く治るのは脚を切り落とす方だと思います。
今回はまだ若い大型犬で、飼い主さんが脚を温存する為に出来る限りの治療を希望して頂いたので、あしがのこせるように最大限の努力をしました。
この先は手術の画像がありますので苦手な方はご覧にならないで下さい。









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前足を骨折しておりますが折れた骨は皮膚を突き破っていました。
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毛を綺麗に刈ってから何度も何度も傷口をオゾン水で洗浄します。
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骨の固定は創外固定がこの場合にはベストなのですが、人間並みの荷重が加わると特別な器具で無いと耐えられない可能性がありました。
なのでプレートで固定しています。その後も入院中1日3回消毒と外用、レーザー治療、オゾン治療を行ない3週間後には骨感染症の峠を越え、自力で歩けるようになりました。
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このまま順調に行けばきれいに治ってくれると思います。
posted by 院長 at 00:05| Comment(2) | 日記

2016年09月12日

亀続きで。

以前膀胱結石の手術を行ったカメさんがいよいよ甲羅がくっ付いてくれたので、これまで支えたいたワイヤーと骨ネジを取りました。
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スッキリしましたね。
外用の処置はもうしばらく続きますけど、治療終了がだいぶ近づいて来ました。

posted by 院長 at 19:37| Comment(0) | 日記

6年ぶり

6年振りに亀が来院しました。


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ケヅメリクガメという亀さんです。
今回は体調を崩して来院されましたが、前回診察した時は45キロだった体重が65キロ超え。
流石に一人では持てません。
小児科病院の大事な看板息子です。

posted by 院長 at 19:23| Comment(0) | 日記

2016年08月26日

後ろ足の腫瘍

本来は足を切り落すのが、治療上ベストと思われる方法だったとしても、飼い主さんとの話し合いの中でそうじゃない方法を取る事も度々あります。
今回のご紹介はその一つです。
手術の画像を載せますので苦手な方はどうぞ飛ばして下さい。











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来院された時はすでに腫瘍が足の周囲4文の3に及んでおりました。
こうなるとまともに切除した場合足を温存する事は出来ません。
しかしこの子は高齢で足を切断してしまうと歩けなくなる心配があり足を切り落とす事は何としても避けてほしいというのが飼い主さんの要望でした。
腫瘍は遠隔転移しないタイプの腫瘍でした。
飼い主さんはこれまでも再発の度に手術をしてこられましたが今回はあまりに様子を見過ぎた感があります。
夏場手術を避けたいというお考えがあったようです。
実際手術は夏場は確かに熱く動物には優しくない環境ですが、環境を整えてあげれば暑さのストレスは軽減できます。ついでに申し上げますと夏場は暑いから化膿しやすい。と思われる方もおいでですがしっかり殺菌処置の中で手術を行いますからその心配はありませんのでご安心ください。

それで今回はすべて取りきる事は出来ないのですが腫瘍の大きさをできるだけ小さくする目的で手術を行いました。P1000303.JPGP1000306.JPG
腫瘍の上の皮膚を慎重に分離させ腫瘍を摘出します。更に細かい部分は超音波吸引機で血管や神経を温存しながら腫瘍を吸い取っていきます。
入院中は温熱療法を行い取りきれなかったと思われる腫瘍細胞を殺して行きます。P1000341.JPG
その結果ここまで小さくする事が出来ました。
もちろん治療はこれからも続きますが何とか期待に応える事が出来ました。






posted by 院長 at 23:13| Comment(2) | 日記

夏休み。

もうすぐ夏休みも終わりですね。
お子さんをお持ちのご父兄はやっと。という方も多いかもしれませんね。我が家もその一人です。
当院では今年、スタッフの発案で小学生を対象にした獣医師体験を行いました。
僕は都合が合わず参加出来なかったのが残念でした。次回行う事があれば参加してみたいです。
更に平日は中学生の職場体験で当院をたくさんの中学生が訪れてくださいました。P1000300.JPGP1000301.JPGP1000312.JPGP1000319.JPGP1000339.JPG
仕事が忙しい為充分な対応をさせて頂くことは難しいのですが、これも社会貢献の一つと捉えて続けております。
職場体験をしていく中で将来の仕事に動物関係の仕事を選んだ方はこれまで何人もいらっしゃいます。
短い時間ですが良い経験になってくれるといいのですが。
posted by 院長 at 22:45| Comment(0) | 日記

2016年08月09日

めぐり合わせ

先日のお休みに(と言いましても夜勤はあるのですが)、6ヶ月前に愛犬を亡くされた飼い主さんの所に伺いました。
私の心の中に伺ったほうがいいという思いが湧いてきて、夕方おじゃました。
初めてお伺いしたご自宅でしたが愛犬を亡くされてすっかり様変わりしてしまったご様子でした。
ほとんどの家具を処分してしまってガランとした部屋には愛犬のお仏壇があるだけでした。
それから2時間、いろいろなことについてお話しすることができました。
私は亡くなったその子を子犬の時からご臨終の最後まで診させていただいたのですが、時間が来て帰る頃には心に温かいものを感じる事が出来てドアを閉めました。
それは飼い主さんも同じだったと思います。もしかしたらいつまでも悲しんでいる飼い主さんを心配して亡くなった愛犬が私を呼んだのかもしれない。
そんな気持ちを抱きました。呼んでくれてありがとう。そう言いたいです。
posted by 院長 at 09:33| Comment(0) | 日記