2016年09月14日

メガネの話

私は眼鏡とは長い付き合いで中学1年生からお世話になっています。
かつては酷い近眼が眼鏡を掛けている理由でありましたが、近年は様相が変わってまいりました。
そうです老眼です。
仕事では視界がぼやけることを受け入れられないので、結果として遠近両用をあつらえたのですがどうも見にくい。それで、私が幼かった頃近くの自転車屋のおじさんが使っていた跳ね上げ式の眼鏡を用意しました。これがすこぶる調子が良く、満足していたのですが、
image.jpeg1年が経ち老眼が進んだため眼鏡を跳ね上げた状態で丁度ピントが合っていたのが、この頃は若干ボヤけて見にくくなってきました。
仕事に差し障るようになっては困るので、新しく遠近ではなく近近両用なるものを作りました。
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30センチと2メートル当たりまでが良く見えます。それよりも離れると以前のメガネよりもボヤけてしまいます。
不便ではありますがこればっかりはしょうがないですね。
posted by 院長 at 00:26| Comment(0) | 日記

開放性骨折

骨折した骨が皮膚を突き破って外に出飛び出してしまった状態を開放性骨折と呼びます。
動物の場合ほとんど飛び出してしまった骨は泥で汚れてしまいます。
そうなると骨が細菌感染により、炎症をおこし命に関わるような状態に陥る場合が多いです。
このような時感染症による敗血症を防ぐ為に多くの獣医さんは脚を切り落とすことを提案されます。
実際、リスクが少なく早く治るのは脚を切り落とす方だと思います。
今回はまだ若い大型犬で、飼い主さんが脚を温存する為に出来る限りの治療を希望して頂いたので、あしがのこせるように最大限の努力をしました。
この先は手術の画像がありますので苦手な方はご覧にならないで下さい。









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前足を骨折しておりますが折れた骨は皮膚を突き破っていました。
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毛を綺麗に刈ってから何度も何度も傷口をオゾン水で洗浄します。
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骨の固定は創外固定がこの場合にはベストなのですが、人間並みの荷重が加わると特別な器具で無いと耐えられない可能性がありました。
なのでプレートで固定しています。その後も入院中1日3回消毒と外用、レーザー治療、オゾン治療を行ない3週間後には骨感染症の峠を越え、自力で歩けるようになりました。
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このまま順調に行けばきれいに治ってくれると思います。
posted by 院長 at 00:05| Comment(2) | 日記

2016年09月12日

亀続きで。

以前膀胱結石の手術を行ったカメさんがいよいよ甲羅がくっ付いてくれたので、これまで支えたいたワイヤーと骨ネジを取りました。
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スッキリしましたね。
外用の処置はもうしばらく続きますけど、治療終了がだいぶ近づいて来ました。

posted by 院長 at 19:37| Comment(0) | 日記

6年ぶり

6年振りに亀が来院しました。


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ケヅメリクガメという亀さんです。
今回は体調を崩して来院されましたが、前回診察した時は45キロだった体重が65キロ超え。
流石に一人では持てません。
小児科病院の大事な看板息子です。

posted by 院長 at 19:23| Comment(0) | 日記

2016年08月26日

後ろ足の腫瘍

本来は足を切り落すのが、治療上ベストと思われる方法だったとしても、飼い主さんとの話し合いの中でそうじゃない方法を取る事も度々あります。
今回のご紹介はその一つです。
手術の画像を載せますので苦手な方はどうぞ飛ばして下さい。











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来院された時はすでに腫瘍が足の周囲4文の3に及んでおりました。
こうなるとまともに切除した場合足を温存する事は出来ません。
しかしこの子は高齢で足を切断してしまうと歩けなくなる心配があり足を切り落とす事は何としても避けてほしいというのが飼い主さんの要望でした。
腫瘍は遠隔転移しないタイプの腫瘍でした。
飼い主さんはこれまでも再発の度に手術をしてこられましたが今回はあまりに様子を見過ぎた感があります。
夏場手術を避けたいというお考えがあったようです。
実際手術は夏場は確かに熱く動物には優しくない環境ですが、環境を整えてあげれば暑さのストレスは軽減できます。ついでに申し上げますと夏場は暑いから化膿しやすい。と思われる方もおいでですがしっかり殺菌処置の中で手術を行いますからその心配はありませんのでご安心ください。

それで今回はすべて取りきる事は出来ないのですが腫瘍の大きさをできるだけ小さくする目的で手術を行いました。P1000303.JPGP1000306.JPG
腫瘍の上の皮膚を慎重に分離させ腫瘍を摘出します。更に細かい部分は超音波吸引機で血管や神経を温存しながら腫瘍を吸い取っていきます。
入院中は温熱療法を行い取りきれなかったと思われる腫瘍細胞を殺して行きます。P1000341.JPG
その結果ここまで小さくする事が出来ました。
もちろん治療はこれからも続きますが何とか期待に応える事が出来ました。






posted by 院長 at 23:13| Comment(2) | 日記

夏休み。

もうすぐ夏休みも終わりですね。
お子さんをお持ちのご父兄はやっと。という方も多いかもしれませんね。我が家もその一人です。
当院では今年、スタッフの発案で小学生を対象にした獣医師体験を行いました。
僕は都合が合わず参加出来なかったのが残念でした。次回行う事があれば参加してみたいです。
更に平日は中学生の職場体験で当院をたくさんの中学生が訪れてくださいました。P1000300.JPGP1000301.JPGP1000312.JPGP1000319.JPGP1000339.JPG
仕事が忙しい為充分な対応をさせて頂くことは難しいのですが、これも社会貢献の一つと捉えて続けております。
職場体験をしていく中で将来の仕事に動物関係の仕事を選んだ方はこれまで何人もいらっしゃいます。
短い時間ですが良い経験になってくれるといいのですが。
posted by 院長 at 22:45| Comment(0) | 日記

2016年08月09日

めぐり合わせ

先日のお休みに(と言いましても夜勤はあるのですが)、6ヶ月前に愛犬を亡くされた飼い主さんの所に伺いました。
私の心の中に伺ったほうがいいという思いが湧いてきて、夕方おじゃました。
初めてお伺いしたご自宅でしたが愛犬を亡くされてすっかり様変わりしてしまったご様子でした。
ほとんどの家具を処分してしまってガランとした部屋には愛犬のお仏壇があるだけでした。
それから2時間、いろいろなことについてお話しすることができました。
私は亡くなったその子を子犬の時からご臨終の最後まで診させていただいたのですが、時間が来て帰る頃には心に温かいものを感じる事が出来てドアを閉めました。
それは飼い主さんも同じだったと思います。もしかしたらいつまでも悲しんでいる飼い主さんを心配して亡くなった愛犬が私を呼んだのかもしれない。
そんな気持ちを抱きました。呼んでくれてありがとう。そう言いたいです。
posted by 院長 at 09:33| Comment(0) | 日記

2016年07月27日

上司をいじめ?

朝のミーティングで今日の手術予定を読み上げると、犬の避妊手術、犬の歯石除去、犬の膀胱結石、猫の下顎骨折、猫の乳腺腫瘍全摘出、と予定がぎっしり。
普段手術は3件位にしておりますが、(長時間に及ぶ手術が予期される場合は2件の事もあります。)
ど~してこんなに手術が詰まっているの〜。院長いじめだ〜。
と私がぼやくと。
でも〜。最後の乳腺腫瘍の手術は院長が自分で入れていますよ。と云うご指摘。
う〜ん。確かに。
休み前に、乳腺の腫瘍を抱えた猫ちゃんに手術を勧めたのは私でした。
日に日に大きくなってしまう腫瘍を前に飼い主さんは高齢の為最低限の手術をご希望されていましたが、既に小さな腫瘍の転移が他の乳腺にも認められたので拡大手術を提案しました。
飼い主さんには愛描の傷を大きくしてしまうのは辛い選択でしたが、取れる腫瘍は全部取ってしまい少しでも予防できる方を選択しました。
私も飼い主さんの決心に何とか少しでも良い結果を残してあげたいという思いを捨て切れず、予定数を超えて手術をする事にしました。
手術をする時は私の場合一番困難な手術を最後に行います。
精神力集中力が最後まで途切れないようにする為です。
低血糖を防ぐため手術と手術の間に昼ご飯をかき込み準備が終わると箸を置いて手術を行います。
手術は全て無事成功しました。
そして私の昼休みはほとんど消えました。
実はこのような事は珍しくありません。
飼い主さんの手術の決断に全力で応えたい。いつもそんな思いがあります。
ウチのスタッフは私のそんな気質を見抜いていて時折無理難題をしかけてくれます。
ど〜してそんなに手術をいれるの?
と私が言うと、院長じゃ何時やるんですか?と返してくる。
私はスケジュール表を見てやはり今日が一番だね。と云う事でおさまります。
でもそんな事ばかりではありません。
夜勤がきつい私を助けてくれるように、自分が仕事を終えて帰る前に来院した患者さんを本当は私が診察する時間なのに診てくれている事がよくあります。有難いです。
posted by 院長 at 00:32| Comment(1) | 日記

2016年07月15日

断脚を回避出来た症例

交通事故は残念ながら未だに動物の死亡原因上位に位置されています。
特に猫の欲求に負けて外に散歩に放してしまう飼い主さんが多くて事故に遇うケースが多いです。
今回、前足に酷い怪我をした猫が来院しました。
傷は肘近くから足先まで、骨が露出し足の三分の一近くの皮膚が失われている印象でした。
既に、傷には泥が入ってしまい血行も悪い状態でした。
こういった時、私達は感染症から来る敗血症を防ぐために足を切り落とす断脚をお勧めします。
しかしながら飼い主さんの意思が固く、断脚はしない事になりました。
命の危険が迫るまでは回復を願って傷の再生を目指します。
レーザーやオゾン治療を続け一月後にはP1000272.JPG
ここまできれいに治りました。もう心配ないでしょう。
治療は細胞を育てると言った方針でおこないます。
posted by 院長 at 02:42| Comment(0) | 日記

2016年06月30日

胆嚢 粘液嚢腫

胆嚢粘液嚢腫は胆嚢内にゼリー状の分泌物が貯まり、胆汁の流れが阻害されてしまう病気です。
症状は元気がなくなる、腹痛、黄疸、おう吐、食欲不振などです。
黄疸が見られる場合は病気が進行した場合見られます。
発見は健康診断で血液検査から異常を見出し、腹部エコー検査で診断されます。
粘液嚢腫は内科的に治す事は出来ず、治療には手術しかありません。
もちろん早期診断で治療に入った方が救命率が高いです。
症状が進んだ状態での救命率は約70%です。
今回は粘液嚢腫がある程度進んでしまった状態での手術となりました。
早期で手術した方が救命率が高くなりますが、それでもリスクはありますから手術の時期を決めるのは飼い主さんとよく話し合い決める必要があります。

ここからは手術の画像が続きますので苦手な方はスルーしてください。P1000208.JPG




入院中に粘液嚢腫が見つかりましたが、内科的な治療に反応してくれ再び体調は改善してくれました。
けれど、これから先の事も考えて手術に踏み切りました。P1000210.JPG
胆嚢は硬くそして大きくなっており、胆嚢はすべて肝臓や大網などの内臓の組織と癒着しておりました。
なので全く見えない状態です。

超音波吸引手術の出来るソノキュアに昨年剥離用の新しいデバイスが発売開始され、それを用いて癒着した胆嚢を剥離していきます。P1000213.JPG
この機械が無ければ綿棒で徐々に剥がして行くしかないのですが、安全性を高め、手術の時間を短縮するためにはこの機械のあるなしでは大きく違います。
今回は癒着がこれまで経験した中で最悪と言えるレベルだったので、ソノキュアの存在は非常に大きかったと言えます。P1000214.JPG
汚い画像で申し訳ありませんが手に持っている部分が胆嚢です。
がちがちに癒着している状態からここまできれいに剥離が出来ました。癒着を処理した後の止血ももちろん大切です。
この後胆嚢内に貯まった硬いゼリー状の物質を取り除き、十二指腸に繋がる総胆管を洗浄。
胆嚢を摘出して、お腹の中を洗浄してからお腹を閉じて終了です。
もちろんと痛みを減らすために疼痛管理もしっかりします。
数日は合併症や急変の可能性がありますが、出来る限りの治療を行う事が出来たと思っています。
前日はほとんど寝られない過酷な夜勤の後でしたが、外来やそれ以外の2件の手術もこなし、頑張りきる事が出来ました。
今日はこれでいっぱいいっぱいだ〜。と思っていたところ。
実はその後夜胃捻転の緊急手術が入り即実施、上手く手術できましたがすぐには緊張が解けず眠れません。やっと1時間ほど寝た後急患の治療で起こされました。今は眠気が消えてしまったのでこうしてブログをアップしています。
世の中にはハードワークで働いておられる方がたくさんいらっしゃると思いますが、わたしももしかしたらその中に入るかもしれません。
ハードワークな皆さん。時には気分転換を上手に取り入れて乗り切ってくださいね。












posted by 院長 at 03:16| Comment(0) | 日記